同学別科の先生*1からキャベツや白菜などなどたくさん野菜をもらったので、宴会をしたりした。
で、キャベツが余っていたので、ロールキャベツをつくろうと思って買い物に行って、帰りに車に乗ろうとしたらタイヤがパンクしているのに気づいた。
確か、一年ほど前の同じくらいの時期にもタイヤがパンクしていて、学生で焼き肉に行く道中にそれに気づいてガソリンスタンドでタイヤの取替してもらった記憶がある。
タイヤは短く見積もって3年、ながければ5年位使えるはずなんだけど、何故かこっちに来てからは2年スパンもしくはもっと短いくらいで交換している気がする。
そして、こういう修理をガソリンスタンドで任せると、たいていは他の修理や交換を進められる。
今回は(も)エンジンオイルとエレメントの交換を勧められた。
ただ、今乗っている車はもう相当古いので、安いエンジンオイルだけ足してもらって、タイヤも2輪交換して終了。
こういうトラブル(?)はたいてい突然やってくるので、事前に備えておくことが必要になるんだけど、なかなかそこまで手が回らない。
突然くるのが嫌なら、定期的にメンテしたり検診したりするべきなんだけど、こっちもこっちで気が回らない。
(特にお金と手間には)人によってベストなやり方があると思うので、何度か試してうまいこと付き合っていく方法を模索するしかない気もする。何度もやらなくていいのが一番いいが。
まぁ、出来上がったロールキャベツ美味しかったしいいや。
今週観た映画をメモしておく。
スカイ・クロラ
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スカイ・クロラはキルドレという年を取らない、死んでも(一応別人として)再生して戦場に戻ってくる子どもたちと、平和を確立するためのショーとしての戦争を題材とした話。
元々は小説だったんだけど、その一部をリメイクして映画化している。
小説は途中…ナ・バ・テア前くらいまで読んだんだけど、高専の卒業とか色々被ってしまって読むのをやめてしまった。いい機会なので、Readerで見つけたら買おう。
映画はキルドレである草薙水素と函南優一の二人に関する話なんだけど、最初に持った感想は「残酷」、そして見終わって(結局2回観た)持って感想は「希望」。
最初の残酷さは死んでも繰り返す、成長しない(いわゆる無限ループの)子どもたちの葛藤(この葛藤は葛藤に負けて死んでも次の自分が繰り返す)から感じるものだと思う。函南の前代(?)である栗田仁朗は(物語では明確に言及されていないけど)おそらく(三ツ矢がそれを望んだように)葛藤によって死を選び、そして草薙が殺した。
キルドレでなければ、人生に絶望した仁朗を水素が(ある意味の)救いを与えたといえるんだけど、残念ながらこの栗田仁朗は函南優一としてまた戻ってくる。そして、今までと同じように心ここにあらずのまま空を飛ぶ。
なんとなく無限ループし続けて誰も幸せにならないようにも思えるんだけど、このシーズン(ここ何、何十年か)はちょっと違った。
多分、草薙が子供を産んだためにキルドレとしての性質が薄れて(人間に近くなった?)、他の人間やキルドレに干渉するようになった。その結果、函南は葛藤に殺される存在から、葛藤を殺す存在になった。函南は作中でずっとエースパイロット扱いを受けるんだけど、そのエースの秘密としてターンがある。函南のターンは機首を上げてから急に減速し、相手をやり過ごしたあとに再度機首を下げて追撃する特殊なターンをよく利用して敵機を撃墜している。実はこのターンのやり方が作中で登場するティーチャ、敵国のエースパイロットとやっていることが一緒で、その共通性から(作中外では特に)函南はティーチャの遺伝子(技術)を継承したキルドレなのでは、と言われている。
最終的に函南はティーチャに撃墜されてまた別人として再生して草薙の前に現れるんだけど、函南がティーチャと戦っている時に「kill my father」というセリフを言う。これは、自身をキルドレとして産んだ親たるティーチャに反逆することで、キルドレの葛藤を打ち崩そうとしているのではないかと思える。ただ結局その反逆はティーチャに負けて成就しないんだけど。
「いつもと同じ道でも、違うところを歩くことができるーそれだけではいけないのか、それだけだからいけないのか」という言葉からは、なんとなく同じ1ループを繰り返す中で少しづつ変わっていくキルドレの本当の戦いとその未来みたいなものが感じられる。いつかきっと函南は函南に(もしくはティーチャに)なれる日が来るんだろう。
小説よも。
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破壊された地球の自然を再生するために特殊な遺伝を仕組みこんだ植物を作ったんだけど、なんかのミスで植物が人間を襲って殺すようになってしまった。
そのせいで文明は破滅、生き残った僅かな人間が一部は自然的な生活で森と共存・一部は近代的な科学力で森を支配するすることを試みながら生きている。
森と共存することを選んだ主人公と、冷凍睡眠から冷めて近代科学文明が忘れられないヒロインの女の子がうまいこと折り合いをつけて一緒に何とか生きていこうみたいな感じのストーリーなんだけど(なんかこう書くとナウシカかもののけ姫みたいだ)、全体的にストーリーが雑な感じがして、結構見ていて飽きた…
主人公に関しては強化体(森と契約することで生命のパワーをフルに引き出して超人化できる)になって以降、脳筋丸出しな感じで敵(ヒロインをうまいこと近代文明再生派に引き込んだ悪者っぽい男がいる)に突っかかっていくし、ヒロインはヒロインで森を焼こうという話になったら急に日和るし、最後は森と共存して生きていくのサイコーみたいな終わりだったけど、本当にそうか???って感じだし、どうにもオチが付いてない気がして仕方がない。
これ、自分が中学校・高専くらいの時に推薦図書か何かになってたと思うんだけど、本当に同じ内容なのだろうか…
一命
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狂言切腹という武士のプライドと、人として愛する人を助けたいという気持ちを天秤にかけた行為に対して、なんともいわれぬ気持ちを思い起こさせられた。切腹する側も介錯する側も武士である以上、その場面になれば腹を括って切らねばならぬ。しかしながら、その裏で人としての情もあるだろうと高を括っている一面もある。そして、武士の体面以上に大事な物(ここはかなり現代風になっている気がする。)が実際に人生にはあり、それを認めてはならない武士のあり方も存在する。
最後に、武士らしく生きれなかった貧乏浪人と、武士らしく殺すことができなかったクソ家臣団も存在する。
結局、あの中でまともに武士の体面を持っている人間なんていうのは一人も(沢瀉父くらい?)いなくて、体面を守るために体面に食い殺された犬と体面を捨てて相手の体面にだけ頼る迷惑な人間しかいないようにも思う。
津雲の言う「欺瞞に満ちた武士の体面」というのは、それがあってこその武士なのだから、それを否定した時点で津雲は武士とは呼べないと思う(実際にその時点では武士ではないし)んだけど、現代的な価値観に見合わせて武士の体面より人を思いやる気持ちや愛を選んで腹を切れる人間を真の漢(あり方・やり方が正しければこれが真の武士の体面なのかも)というのも理解はできる。
理解は出来るんだけど、最後の終わり方は「人のために生きたものは高潔、体面のために生きたものは穢い」みたいな雰囲気でちょっと気に食わなかった。ただ、全体の話は考えさせられることも多かったので見てよかったと思う。
*1:秘書さんと研究室の学生数名で敷地内の畑を借りているのだけど、そこで隣の畑を借りている先生