超言理論

特に益もない日記である

編入から卒業まで

紆余曲折ありましたが、無事に大学を卒業し、今は大学院にいます。
よい機会なので、少し大学であったことを思い返そうかと。

編入

3年次編入なので、当然友達どころか知り合いすらいません。同時期に編入した方達は、みんな別の学科、別の学部でした。
大学では、高専に比べて時間は少ないものの実験などグループワークの講義があり、そこで少しですが友達はできました。
高専から大学に編入すると自身の専門としている科目、それに属する講義は他と比べて圧倒的に簡単です。実験なども、恐らく高専で体験したような居残り作業、徹夜レポート、周りのグループ、友達との議論などなどそんなことは不必要な、正直ちょっと拍子抜けといったものもいくらかあると思います。
ですが、そんな簡単な実験こそ気をつけた方が良いと(私の場合はそれを終えてからですが)思います。
いきなり知らない学生と組み、特に改まった自己紹介もなく、適当に実験をこなし、適当にレポートを提出すると、一緒にグループを組んでいた学生が留年します
もしかしたら、わからないところをわからないと言えない人が悪いのかもしれませんし、テキストも教授もTAも居るのだからそれを頼れない人が悪いのかもしれませんし、実験中に全く作業をしない人が悪いのかもしれませんし、最悪のところレポートを参考にさせてほしいと声をかけられない人が悪いのかもしれませんが、それはそれでも、名前も学籍番号も知らない人でも留年されてしまうとなんとも言えぬ気分になるものです。

4年次

研究室に配属され、極わずか単位を取りつつ研究をしながら論文を書きます。
個人的な思いですが、仲の良い友達って馬鹿な話をするより真面目な話した方ができると思います。なので、研究室の人とは友達になれるでしょう、真面目に研究さえしていれば。馬鹿なことなんて飲み会で死ぬほどやらされるんですから。
研究ですが、ぶっちゃけて言うと、真面目にやらなければならないということはない。ずっとずっと大学の研究室に居る間はなかなか就職が決まらないとか言って研究しない人とか色んな人にお小言を言ったのですが、そんなことはどうでもよい。
特に、他大学院を目指していたり、就職するのならば、本当に自分がやりたいと思うことをやった方がいいと思います。
そのために、自分の興味のある分野とは関係なくても時間のある研究室に入るとか、自分のやりたいことをやらせてくれる研究室に入るとか、そういうのでもいいと思います。
ただ、メールの書き方と研究ミーティングの進め方、研究のまとめ方(出発と着地の仕方)は覚えられるなら覚えた方がいいと思います。その、特に高専(ボク?)は高専在学中に「研究ミーティング」なるものをしたことがなかったので。(先生がほぼ不在で、時折進捗を口頭で聞かれるだけだった)

大学を通して

「がんばって友達つくる必要はない」とか「講義が簡単だからといって教授のレベルが低いわけでは決してない」とか「他人を知るよりもっと自分のことを知るべきだ」とか「顔が広くても心が狭ければ何の意味もない」とか
色々と学ぶことがあったので、大学はきて良かったと思います。来て良かったと思いますが、薄っぺらい2年間だなぁと。


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