超言理論

特に益もない日記である

不透明と恐怖

 ボスに「上手くまとまっていて、良い」と研究ミーティングで褒められてちょっと嬉しい。
というのも、FIT2011@函館に参加して、はじめて学会発表を経験し、会った事どころか見たことも無い他大学の知らない学生さんや先生に質問して、そのあと共通のテーマを持っていたりした皆さんとお話ししたり、手厳しい質問されたり褒められたりして、凄く充実した9月を過ごした気分で居て、そして10月に入った途端に今の研究の目指す先が見えなくなった。
おそらく理由は「院試も国内学会も終わって一段落してしまった」こと。落ち着いて周りを見回してみると、自分がどこに向かっていたのか分からなくなっていた。
 改めて、自分が今から3ヶ月で何をしたいのか、何が出来るのかというのを考えてみて、不安になりながら目標を決めた。凄く不透明な空間の中を恐れおののきながら走った気分だった。実際には、ボスの機嫌を損ねるような内容も書いたかもしれない。個人の打ち立てる目標や、たった3ヶ月の研究などというものは塵ほどにも役に立たないようなものなのかもしれない。しかし、それでも「良い」と言ってもらえた、それだけで十分な収穫だったように思える。努力が、報われた気がした。


今年あと2ヶ月、今年度あと3ヶ月、短い時間だけど、この研究室に名前を残せるような成果が出ればいいなと思う。願わくば、全てのUI研究に希望を...


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